其の一
其の二
其の三




其の一
其の二
其の三
其の四
其の五






あとがき

子々孫々の繁栄を願って

孝弟の道(孝経第17応感章)
父母死して後その墓を敬うことは父母の恩を忘れない孝行の道である。

しかし単に墓を敬うだけでは完全でない。その身の行いを正し、いやしくも悪いと思うことは極めて避け、善行に努力し、祖先の名を汚さないのが真の孝行の道である。人は決して祖先が死滅したものと思うて忘れてはならぬ。

祖先の肉体は亡んでもその霊は不滅であって、霊の形こそ目に見えぬが必ず天地の間に存在して居り、子孫が自分たちの墓を祭祀する至誠の心に限りない喜びと満足を感じるのである。
お墓のかたち(墓相と家運)より
お墓のかたちには色々ありますが、大別すると次の三つに別れます。
一、代々之墓 二段の台石と悼石でできたいわゆる石碑で納骨が主目的です。
二、供養塔 五輪塔、宝篋印塔等ですがこれはご供養を主目的としたものです。
三、墓塔 右の一と二合わせたものといえるもので、五輪塔型のものが多いのです。代々の納骨とご供養がこれ一基で完全に出来るこの墓塔は、墓地が段々小さくなるこれからの代表的、かつ理想的なお墓と言えるでしょう。
墓相について
近年墓相学が普及し、お墓の吉凶についていろいろいわれていますが、中にはずいぶん信じがたい説もあります。そういう中で、石屋として多年の経験から次の諸説には同感するところが多いです。
一、 自然石の墓 自然石の墓の家は家運衰微し子孫四散、家系絶えるものが多い。
二、 虚栄の墓 墓に巨費を投じ、祖先の墓よりも大きく美々しい墓を立てたり、墓地を高く高く築き上げたりすることは家運没落のもとである。
三、 奇形・変形の墓 酒樽形、将棋の駒形、基盤形その他これに類する奇形、変形の墓は家運衰微、絶家するものが多い。
四、 墓地内のコンクリートと敷石 墓地内をコンクリートで塗り固めたり、板石にて敷き詰めた家は以後発展せず家運傾くようになる。
五、 大木の下の墓 墓地に大木があり、その下に墓を立てた家は家運衰え、子孫絶えるものが多い。
六、 本家分家共有の墓地 同一墓所を本家分家で共有する家は両者相克し、盛衰交々、円満に暮らせなくなるものが多い。
七、 石碑充満せる墓地 墓地が石碑でいっぱいになっても整理せずそのままに放置している家は子孫四散、家系絶えるものが多い。
八、 良い墓 東向き、南向き、または東南向きで日当たりのよい墓地に、その広さにあった石碑、石塔を立てた家は皆繁栄する。
 
 なぜお墓を建立するのでしょうか?(なぜ五輪塔なの?)

 なぜ塔婆を立てるのでしょうか?(塔婆の意味を知ってますか)

 なぜ家紋は花立、水鉢に刻んだほうがよいのでしょうか?

 なぜ墓地内を土にしたほうがよいのでしょうか?


私たちは沢山のなぜを理解せず他人任せでお墓を造っていることが多いのではないでしょうか。
「佛け造って魂入れず」お墓を造ることは、先祖供養と共に貴方の家運、子々孫々の繁栄を左右する一生に一度の大事業です。

秀和石材は従業員一同「不思議が起こるのがあたりまえ。不思議が起こらないのが不思議」をモットーに旧家の古い石塔を大事にお祀りし、御先祖様と貴家が幸せになるような墓石造りに命をかけております。

私、澤口喜洋志は墓相研究家今井鴻象先生(1904 〜 1988 )のただ一人の弟子として、先生の教え、意志を守り現在に至っております。北海道、東北、関東、四国、全国どこへでも建墓にお伺いさせて頂いております。秀和石材は施主と共に先祖のルーツを探り、一緒にお墓について理解を確かめ合いお墓造りをしています。
墓相のことなら吉相墓の店・秀和石材